2023年9月8日(日本時間9日)に開幕するラグビーW杯2023フランス大会。
Dグループの日本は現地時間9日(日本時間10日)にチリと対戦します。
#RWC2023 🏉🔥
直前の試合はすべて終了!ラグビーワールドカップ2023
開幕まで【12日】日本代表 初戦🇯🇵
10日(日) vs.チリ
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⏫放送予定はこちらをご確認ください pic.twitter.com/w5JLJVIpDY— NHKスポーツ (@nhk_sports) August 27, 2023
W杯初出場のチリは世界ランキング22位のチーム。イングランド、サモア、アルゼンチンといった強豪国との対戦を控える日本は確実に勝利したい相手です。
と言いつつ僕はチリのラグビーをまったく知りません。
今回、日本と同組に入ったことを受けて大急ぎで調べてみた次第です。
というわけでこの試合の展望を適当に考えてみたいと思います。
一応言っておくと、予想が外れても知ったこっちゃないです笑
目次
日本勝利の確率は高そう。でも、チリの爆発力は侮れない
まず勝敗予想ですが、この試合で日本が勝利する確率はかなり高いと思っています。
得点は35-15とか、45-20とかそんな感じ。
後半にいくにつれて地力の差が出てきそうな感じです。
チリの過去の試合を観ると基本は“つなぎ”のチーム。
ラインを深く引いて勢いをつけて走り込む。
ディフェンスに当たると同時に近場のフォローにパスを浮かす。
一発目で裏に出てディフェンスを後手に回らせ、外に大きく展開。ボールを動かし続けて相手を翻弄するラグビーです。
日本がテストマッチで対戦したチームはフラットなライン+ギリギリのタイミングでパスを受けるスタイルが多かったですが、チリはどちらかといえば前後のスペースで勝負するタイプ。
自陣10m付近でハーフがハイパントを蹴るシーンもそこまで多くない。
個人技や全体の爆発力という意味では侮れない相手です。
後半にガクッと失速するチリ。“つなぎ”のラグビーなので前半型なのはその通りだけど…
ところがこのチームは後半に入るとガクッと失速します。
“つなぎ”のラグビーなので「前半が強い、後半に落ちる」のはその通りですが、そこを踏まえても尋常じゃない失速です笑
オフェンスはフォローが遅れてそのつど孤立気味に。
ディフェンスも出足が鈍って相手に走るスペースを与えてしまう。
もともと“待ち”のディフェンスなので外を走られるのは想定内ですが、接点の部分であれだけ押し込まれるのは……。
中でも後半開始10分前後の失速は顕著すぎるくらい顕著です。集中力の問題なのだと思いますが、根本的に淡白な性格なのかもしれません。
オールブラックスがワラビーズに39-37で逆転勝利。ブレディスローカップ第1戦を制す
また深い時間になるにつれてラインアウトの精度の低さ、球際の雑さがどんどん目立ってきます。
キック処理でクリーンキャッチできずに相手にボールを渡す。
外への無茶なパスでインターセプトを食らう。
ブレイクダウンでポロポロしまくる。
ラインアウトはびっくりするくらい成功しない。
前半はスピーディなラグビーで補っていたものが徐々に表面化するというか。
全体的にプレーの軽さが目につきました。
正直、試合を観ていても「いや、それはアカンでしょ」とイライラしてくる……。
しかも対戦相手も似たような立ち位置のチームが多く、「おいおい、ここで畳み掛けなくてどうするんだよ」と。
僕の中にある“標準”から一段落ちる試合運びにいちいち物足りなさを感じました(何様?)。
日本にとってチリは普通にやれば勝てる相手。後半になれば地力の差で引き離せる?
恐らくですが、日本にとってチリは普通にやれば勝てる相手。
序盤は横の動きとスピーディなつなぎの展開に面食らうかもしれませんが、そこさえ切り抜ければ。
申し上げたように後半になれば地力の差で引き離せると予想します。
それこそ前半を5-15、10-20くらいでリードされてもまず大丈夫。フェーズを重ねていけば勝手に反則をする(と思う)し、そこでPGで得点していけばいずれ逆転できる。
日本が得意とする細かいパス回しにチリのディフェンスはついてこられない気がします。
もっと言うと、密集サイドはかなり狙い目です。
ラックでのボールの奪い合い、次のラインに気を取られて近場のディフェンスが極端にヌルくなります(特に後半)。
日本が密集サイドをズバッと走り込むシーンはあまり観たことがないですが、今回に限ってはあそこを狙ってもらいたい。
前半の強さに惑わされずにやるべきことをやれば。前半10点ビハインドくらいなら大丈夫じゃない?
この試合で日本が勝つには
- スクラム、ラインアウトを確実にキープ
- ディフェンスは詰めすぎずに外に押し出すイメージで
- 先制されても慌てない
- PGを積み重ねる
- 後半開始直後はクソ集中
フィジー戦の日本は相手ディフェンスのプレッシャーを受けてミスが目立ちましたが、恐らくチリのディフェンスはあそこまでキツくない。
横の動きに惑わされず、落ち着いてやるべきことをやっていればどこかで流れがくる。上述の通り最低限10点前後のビハインドで前半を折り返せば逆転は十分可能ではないかと。
繰り返しになりますが、無責任な予想なので外れたとしても知ったこっちゃないです。
と、最後の最後に盛大な予防線を張っておきます笑
いや、だいぶ強気な言葉を並べましたが、イングランドやアルゼンチンとガチンコ勝負するならこの試合は圧勝がノルマじゃないですかね。