横浜キヤノン イーグルスvs東芝ブレイブルーパス東京、リーグワン2024-25開幕戦現地観戦。今年も日産スタジアムに行ってきたぞ【2024.12.22感想】

横浜キヤノン イーグルスvs東芝ブレイブルーパス東京、リーグワン2024-25開幕戦現地観戦。今年も日産スタジアムに行ってきたぞ【2024.12.22感想】

ラグビーリーグワン2024-25シーズン開幕戦、2024年12月22日の横浜キヤノンイーグルスvs東芝ブレイブルーパス東京戦を現地観戦してきました。

 
ここ数年日産スタジアムでキヤノンの試合を観るのが恒例になっていますが、今回もその季節がやってきました笑
 
なおラグビーの現地観戦は今年5月の秩父宮以来。代表の試合には行けなかったので割と久しぶりです。
 
埼玉パナソニックワイルドナイツvs横浜キヤノンイーグルス現地観戦。TMOにイライラし過ぎてw 試合の流れを変えるのは本末転倒だと思うの
 
結果は下記の通り28-21でブレイブルーパスが勝利しています。

前半リードで折り返したキヤノンですが、後半開始直後に流れが変わって以降は失点を重ねての敗戦。惜しくも黒星スタートとなりました。
 

 

入場者数は22871人。最多入場者数(31312人)を記録した去年に比べて少し寂しい…

まずこの日の入場者数は22871人。

去年の現地観戦では31312人(日産スタジアム最多入場者数)だったのでやや寂しい客入りです。
 
まあ、あの試合はキヤノンのファフ・デクラークに加えてトヨタヴェルブリッツのボーデン・バレット、アーロン・スミスと有名どころが多数出場していたのが大きかったですよね。
 
横浜キヤノンイーグルスvsトヨタヴェルブリッツ戦現地観戦。アーロン・スミスとボーデン・バレット、デクラークさんそろい踏み。日産スタジアム過去最多動員だって
 
例によってグランド上では両チームがアップ中です。


 
デクラークさんいました!!

日本で3年目のシーズン、すっかり定着しましたね。
 
 
開始時間が迫り、スクリーンでブレイブルーパスの選手が紹介されます。

 
続いてホームのキヤノンイーグルス。


 
両チームの選手が入場し、いよいよキックオフでございます。


 

とにかく寒かった。万全の防寒で臨んだはずが「全然足りねえ!!」ってなった笑

感想ですが、とにかく寒かったです笑
この日の最高気温は12度と低く、ズボン二枚重ね、ネックウォーマーに手袋と万全の防寒で臨んでおります。
 
バックスタンドに座ったので試合開始までは日が当たっていましたが、グランド全体が影になってからはどんどん寒く。
後半が始まる頃には手袋やネックウォーマーを貫通して寒気が肌に突き刺さり、万全だったはずの防寒がまったく足りなくなるという笑
 
あまりの寒さに試合終了後はインタビューも聞かず大急ぎで駅に向かいました。
 
冬の屋外競技観戦の課題はマジでこれですよね笑
スタート時と終了時の寒暖差が大きすぎて服装が難しい……。
何度経験してもうまくいかない部分でございます。
 

前半はキヤノンが怒涛の攻めでリード。デクラークさんはやっぱり上手いよね

というわけで、改めて試合の感想を。
上記の通り28-21でブレイブルーパスが勝利したわけですが、試合自体は一進一退の接戦でめちゃくちゃおもしろかったです。
 
前半はスピーディなパス回し、どんどんサイドを突く攻撃でキヤノンがリードを奪います。
 
一方のブレイブルーパスはラインアウトの精度が低くペナルティも多い。要所でマイボールを失うケースが多発しました。
最初の30分だけを観れば「あれ? 東芝ってこんなにガタガタだっけ?」と思うほど。
このままキヤノンが大差で勝利する雰囲気が漂っていました。
 
 
あと、やっぱりデクラークさんは上手いですね笑
 
密集からのボックスキックは相変わらず。

 
攻撃の最中も「は? 何でお前そこにおんねん」というタイミングで顔を出す。
 
また、相手と当たるスレスレでパス→味方がサイドをスパッと抜けるパターンも。
鮮やか過ぎていつボールを離したのかすらわかりません。
久しぶりのリーグワン公式戦出場でしたが、さすがとしか言いようがないですね。
 
でも後半はミスキックが目立ちましたね。
この辺は全体の流れが悪かったのもありそうです。
 

後半開始直後に流れが変わる。ターンオーバーから大きくゲインを許し…

試合の流れが変わったのは後半開始直後。
キヤノンが敵陣でターンオーバーを許す→密集サイドを走られる→自陣に攻め込まれるシーンがあったと思いますが、あそこでブレイブルーパス側に流れが傾いた印象です。
 
スピーディなパス回しとつなぎでどんどん攻めるキヤノンですが、逆にディフェンス面は密集サイドのヌルさが目立ちました。
特にリッチー・モウンガがスルスルっと抜けていくケースが多く、それが全体の出足にも影響した感じ。
 
そうこうしているうちにブレイブルーパスはセットプレーも安定し、真ん中を突き破る爆発力を増していきます。
今シーズンのキヤノンは前半型なのかもしれませんが、これだけはっきりと流れが変わるというのは珍しいですね。
 


 

全体的にディフェンスが甘くなったかも? 代表チームもディフェンスの脆さを指摘されてるけど

少し思ったのが、全体的に(両チームとも)タックルが甘くなったかな? ということ。
 
格上に惨敗が続いた日本代表はディフェンスの脆さ、タックルの弱さを散々指摘されています。
僕もそれには同意見で、確かに2015年に比べると落ちている印象です。
 
日本12-52フランス。前半20分を乗り切れば日本は怖くない。“超速”の弱点がフランスにバレてた? フィジカルバトルというより対策された気が…
 
そして今回現地観戦して、もしかしたらリーグ全体のディフェンス力が落ちているのでは? と。
 
横の動きについていけない。
捕まえても1発で倒せず引きずられる。
外を簡単に走られる。
 
もちろん代表メンバーだけがディフェンスを苦手としているわけではない、リーグ全体の問題だと思いますが、現地で直接観てそう感じた次第です。
ルール改正によってタックルが難しくなったのもあると思いますが、ここの改善はリーグとしての課題になるかもしれません。
 
たまたまこの試合がそう見えただけかもしれませんが。
 
 
なお、キヤノンは今シーズンもベスト4の当落線上かなぁと思っております。
まだ1試合を終えたばかりですが、恐らく戦力的には決勝トーナメントに出られるかどうか。出たとしても決勝戦までいくのは難しいのではないか。
 
上位3チームに何らかのトラブル(主力にけが人が続出する等)があればもしかしたら……という感じになると予想します。