横浜キヤノンイーグルスvs静岡ブルーレヴズ戦を現地観戦してきた。キャノンは痛い引き分け。今季初のナイトゲームは寒さと花粉のダブルパンチでキツかったw【感想 2023.3.3秩父宮】

横浜キヤノンイーグルスvs静岡ブルーレヴズ戦を現地観戦してきた。キャノンは痛い引き分け。今季初のナイトゲームは寒さと花粉のダブルパンチでキツかったw【感想 2023.3.3秩父宮】

2023年3月3日に東京・秩父宮ラグビー場で行われたラグビーリーグワンD1 第10節、横浜キヤノンイーグルスvs静岡ブルーレヴズ戦を現地観戦してきました。

 
結果は22-22のドロー。
前半で2トライ1ゴールとリードを奪ったキヤノンでしたが、徐々に調子を上げたブルーレヴズに一時は逆転を許すなど大苦戦。後半33分にWTB竹澤正祥がトライ、ゴールも決めて辛くも敗戦を免れています。

 

 
この日はナイトゲームということでたまたま時間があったので足を運んだのですが、いや~、寒かった笑
 
3月に入って気温が上がってきたところでいきなりの寒の戻り。片付けようと思っていた上着が再び脚光を浴びる事態にw
 
しかも重度の花粉症持ちなので鼻のズルズルっぷりはいつも通り。
非常に厳しい環境()での現地観戦となりました笑
 

19:00試合開始、僕が到着したのは18:45頃。声出し応援も解禁されてるよ

まず僕が会場に到着したのは18:45頃。
試合開始は19:00なのでだいぶ差し迫っております。

 
グランド上では両チームの選手がアップ中です。


 
と思っていると、すぐに電光掲示板で選手紹介が始まります。
 
デクラークさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

やっぱりお目当てはこの人。
開幕戦以外はずーっとスタメン起用されているようで、うまくチームに馴染んでるっぽいですね。
 
 
声出し応援が解禁されたことを受けてリポーター陣も観客に応援を煽ります。

 
そうこうしているうちに両チームのメンバーが入場し、


いよいよ試合開始でございます。
 

キヤノンの試合は開幕戦以来の現地観戦。今シーズンはギリプレーオフ圏内くらいの強さじゃない?

下記の通り僕はキヤノンの開幕戦を現地観戦したのですが、その際に思ったのは今シーズンのキヤノンはギリギリプレーオフ圏内くらいの強さかな? ということ。
 
生デクラークさんを観るために横浜キヤノンイーグルvsコベルコ神戸スティーラーズを現地観戦してきた。クソ寒かったけど楽しかったぞ
 
で、3月10日時点の戦績が6勝2敗2分の4位とまさにそんな感じです。
 
ちなみに開幕戦で対戦したコベルコ神戸スティーラーズはちょっと厳しそう。巡り合わせによってはプレーオフに行けるかくらいじゃない? と申し上げているのですが、案の定4勝6敗の7位と苦戦中です。
 
 
そしてこの日の対戦相手、静岡ブルーレヴズはこの日まで2勝6敗1分の10位。プレーオフ進出を狙うキヤノンにとっては取りこぼしが許されない試合です。
 
僕も(静岡の試合を観たこともないけど)漠然と「キャノンが普通に勝つんじゃないの?」と思っていたところ……。
 
まさかの引き分けというね。
 
正直、前半にいきなりPGを決められた際も「まあ、そのうちひっくり返すでしょ」と軽い気持ちで眺めていたことを告白します笑
 

クワッガ・スミスがすごすぎた。あのトライでリズムの乗せちゃったよね。前半でもう少し点差をつけていれば…

具体的にはブルーレヴズのNo.8クワッガ・スミスがすごすぎたのと、キヤノンは前半でもう少し点差を広げておきたかった
(僕はどちらかと言えばキヤノン寄り)。
 
前半終了間際にクワッガ・スミスが次々にタックラーを蹴散らしてトライを挙げましたが、あそこで流れが変わった感があります。ブルーレヴズとしては「これならいけるぞ」というきっかけになったのではないでしょうか。
 
一方のキヤノンですが、こちらはその前にもう少し点差を離しておきたかった。チーム力自体は上回っていたので、トライにしろPGにしろ畳みかけて相手の心を折れていれば。
 
 
などと思っていると、案の定後半からブルーレヴズの連続攻撃に苦しめられる展開。
 
密集サイドで徐々にディフェンスを崩され、ギャップができたところをスパッと抜かれる。
ブルーレヴズの第3列に手を焼いていた印象です。
 
あとはまあ、スクラムがなかなか決まらなかったですよね。
コラプシングも複数回やらかしたし、クリーンな球出しは2回あったかどうか。
 
 
逆にリズムを掴んだあとのブルーレヴズは本当によかった。
 
ディフェンスをギリギリまで引き付けてパス。
ボールをピックして全力で前に。
 
FW陣が近場の連続攻撃でディフェンスを崩してなるべく早くボールを出す。
で、長いパスでBKの外勝負!!
みたいな流れ。
 
もしかしたらキヤノンはああいうスピーディな展開が得意ではないのかもしれませんが、そのリズムを作り出したクワッガ・スミスの貢献度は凄まじいものがあります。
 
 
それでも残り10分を切ったところで追いついたのはさすがでした。
 
ブルーレヴズのキックミスもありましたが、そこに付け込む集中力、土壇場での底力はやはり強豪チーム。あそこから試合終了まで攻撃を継続したことを考えるといい意味で開き直れたのだと想像します。
 


 

キヤノンにとっては痛い引き分け。ブルーレヴズは浮上のきっかけになるかも? てか、前身はヤマハ発動機ジュビロなんですね

しかし、この引き分けはキヤノンにとってはめちゃくちゃ痛い。
 
5位の東芝とはまだ勝ち点に差があるとはいえ、前シーズンの失速を踏まえると……。
勝てる試合を取りこぼしたことはちょっとマズい気がします。
 
対するブルーレヴズはこの引き分けが浮上のきっかけになるかもしれません。
堀川HCの「選手は成長を遂げている」とのコメントを読みましたが、確かに。何かが変われば一気に勢いが出る可能性も? ある?
 
これまで一度も試合を観たことがないヤツが何をほざいてるんだという話ですが笑
 
 
なお、静岡ブルーレヴズの前身がヤマハ発動機ジュビロだということを僕はこの日初めて知りました。
観客席から盛んに「磐田あぁ!! いけええ!!」という声が聞こえたのと、近くにいた方が五郎丸どうこう話していて「ああ、なるほど」と。
 
言われてみれば“静岡”だし、そりゃあ磐田ですよね。
リーグワンのチーム名、トップリーグ時代と変わり過ぎてちっとも一致しねえっすw
 

さすがのデクラークさん。実はキックが正確だってことを初めて知りました

またお目当てのファフ・デクラークさんですが、この日もさすがと思わせるプレーを随所に見せてくれました。
 
ボールを持った途端にスペースを見つけてスルスルっと抜けたり、密集サイドを猛スピードで駆け抜けてパスを受けたり、裏に出た瞬間に倒れながらパスを出したり。
スクラムハーフとしての球出しはもちろん、攻撃の起点となる働きでたびたびチャンスを演出しています。
 
そして初めて知ったのですが、この選手は実はキックがめちゃくちゃ正確
主にスクラムやラックからのハイパントですが、味方が全力で走ってギリギリ届く地点にどんどん蹴り込んでいく。ここは開幕戦では気づかなかった部分です。
 
佇まいにも華がある笑

 
改めてこのレベルの選手が当たり前に在籍するリーグワンはすげえなと思わされますw
 
 
入場者数は5929人。

会場では空席が目立っていましたが、これが上出来なのかダメダメなのか、もしくは平常運転なのかは詳しくないのでよくわかりません。
 
それでも個人的には楽しかったので今後も現地観戦は続けていきたいと思っております(寒さと花粉症は滅びろ)。