2024年5月18日に東京・秩父宮ラグビー場でプレーオフ準決勝第1試合、埼玉パナソニックワイルドナイツvs横浜キヤノンイーグルス戦を現地観戦してきました。
結果は20-17でワイルドナイツが勝利。
リーグワン創設以来3年連続で決勝進出を決めています。
この日は最高気温28度という夏日で、誇張抜きに“雲一つない”快晴でした。
しかも座ったのは日差しが直接当たるバックスタンド。
正直、観戦日和とは言い難い気候でございます。
と言いつつ、楽しみにしていた試合なのでウッキウキで足を運んだことを報告します笑
目次
両チームのアップを眺める。ホームもアウェイもないので紹介が平等なのねw
場内に入るとすでに両チームがアップ中です。
目の前ではワイルドナイツが、向こう側ではキヤノンが準備しています。
今シーズン限りでの引退を表明しているワイルドナイツの堀江翔太(後ろ姿)。
開始時間が迫ると両チームのメンバーが紹介されます。
プレーオフはホームもアウェイもないので紹介の仕方も平等ですね笑
まずはキヤノンの選手が入場します。
続いてワイルドナイツ。
いよいよ試合開始です。
キャノンの粘りに驚いた。15~20点差くらいでワイルドナイツが勝つと予想してたけど
試合の感想としては、
「思った以上におもしろかった」
「TMOが邪魔すぎた」
の2点。
僕の事前予想はワイルドナイツの勝利で、15~20点差ほどつくのでは? と思っていました。
たとえばワイルドナイツが4、5本トライをとって35-15とか、40-20とか。
応援するのはキヤノンですが、チーム力を考えるとやはりワイルドナイツが有利。
リーグ戦の結果も踏まえてそのくらいかなと予想した次第です。
正直ワイルドナイツが有利だと思ってますね。
15〜20点差くらいつくんじゃないっすかね。15-35とか、20-40とか?
キヤノンにチャンスがあるとすれば前半を大きくリードして折り返す→後半の点の取り合いで逃げ切るくらい?https://t.co/yI4FzgIBi7
— 玉川ジャンキーズ (@Junkiesrugby) May 17, 2024
ところが結果は大接戦の末に3点差でワイルドナイツの勝利という。
一時はキヤノンに逆転されるギリギリの展開でした。
正直、これはちょっと驚きました。
キヤノンの粘りに「おお!! すげえ」となると同時にワイルドナイツのバタバタっぷりにかつての盤石さが失われた印象を受けました。
決勝戦はどうなりますかね……。
ワイルドナイツ有利だとは思いますが、東芝にも十分チャンスはありそう。
TMOが試合の流れを変えた…。どう見てもキヤノンの勝ち試合だったのに
そして納得いかないのが、TMOが流れを変えたこと。
前半を13-3でワイルドナイツがリードして折り返しますが、後半開始早々にキヤノンがトライを返して3点差に迫ります。
さらに13分、キヤノンのWTB竹澤が大外にトライを決めて逆転に成功!!……したと思ったらここでTMOが。
結局トライが認められて15-17とキヤノン2点リードの展開に。
ところが19分にワイルドナイツがFWの前進からトライを奪い再び逆転!!……と思ったらまたしてもTMOでプレーが中断します。
2度のTMOで流れが止まり、それ以降は両チームとも得点がないまま終了のホーンが鳴るという。
割とガチで今回はキヤノンの勝ちゲームでした。
それこそ最強王者に勝利する大チャンスだったわけで。
後半開始早々のトライで流れを引き寄せ、13分のトライで会場の雰囲気も味方につける。
そのまま押せ押せで突き進め!! という局面でのTMO。
確かに微妙なシーンではありましたが、あんなに長時間中断するほどじゃない。
極論「めちゃくちゃカッコいいプレーだったからOK」でもいいくらい。さっさと再開して流れを継続させるべきでした。
19分のTMOはさらに酷い。
キヤノン側のゴール付近で起きたせいで逆サイドの電光掲示板までがクッソ遠いw
審判団もダラダラと歩いてグランドを縦断、たっぷり時間をかけて確認に入るという。
しかもグランディングできていたかではなくその前にノックオンがあったかの確認?
冗談でしょ?
そうまでして試合の流れを切る必要あります?
あれだけ盛り上がってた会場も微妙な空気になっちゃったし。
TMOは本当に考えた方がいい。ゲームプランを根底から狂わされるのは絶対おかしいでしょ
以前から申し上げていますが、TMOの扱いは本当に考えた方がいい。
- キヤノンはFWのチームで後半に強い
- 前半からタックルがバシバシ決まってリズムに乗らせなかった
- ワイルドナイツは後半開始直後にちょっとダレる
- 松田力也が珍しくキックを2本外した
- 30度近い気温
キヤノンは基本的にFWのチームで、疲れが溜まる後半に強さを発揮します。
またこの日は低く刺さるタックルでワイルドナイツのリズムを崩すことに成功しました。
一方、全方位に強さを見せるワイルドナイツですが、唯一の弱点は中盤にダレる(傾向がある)こと。
埼玉ワイルドナイツの“強者”の戦術。ブラックラムズ東京に50-26で勝利。こりゃ優勝するんじゃないですかね
開始直後の怒涛の攻めで前半をリードして折り返すものの、後半開始あたりでやや落ちる時間帯がある。
しかもSO松田力也が珍しく前半にキックを2本外しています。
30度近い気温も少なからず影響したのではないでしょうか。
これだけの条件が揃う中で逆転のトライをもぎ取り「これはいけるぞ」と。最強王者の牙城を崩せるぞとなったところでの長ぁぁぁ~~~~~~~~~いTMO。
流れが止まるだけでなくワイルドナイツは体力の回復と気持ちのリセットができてしまう。
後半勝負が得意なキヤノンはゲームプランを根底から狂わされたわけです。
埼玉ワイルドナイツ20-17横浜キヤノンイーグルス
キヤノンの勝ちゲームがTMOに潰された……。
得意の後半勝負、会場も盛り上がって流れがきてたのに。
あのTMO2回で思いっきり止まりましたね。
やっぱり僕はTMO連発が大キライです笑#埼玉ワイルドナイツ #横浜キヤノンイーグルス https://t.co/CLZLFPkuMm
— 玉川ジャンキーズ (@Junkiesrugby) May 18, 2024
TMOをやるなとは言わん。回数制限と時間制限を設けるべきだと笑
別にTMOをやるなと言うつもりはないです。
勝負どころでの正確な判定は重要だし、微妙なプレーが明確になる意味は大きいと思っています。
ただ、TMO自体が勝敗に直結するのは本末転倒。手段と目的がごっちゃになっている。
それを防ぐために回数制限と時間制限を設けるべきだと申し上げています。
1試合の中で使えるTMOの数、1回あたりの制限時間。
レフェリーに関しては、年間の累積数によって何らかのペナルティ? 的なものを。
無制限に実施できる現状のルールはどう考えてもおかしい。
重要な試合になればなるほど増える傾向も何とかしてもらいたい。
と思ったら、以前にも似たようなことを喚いてますね笑
キヤノンイーグルスvsパナソニックワイルドナイツ現地観戦。TMOでキヤノンの流れが止まった。TMOの扱いは真剣に考えたほうがいいよね
しかも去年のプレーオフ。
組み合わせも同じじゃねえかw
イライラし過ぎて内容に触れる気が起きないw いいプレーもいっぱいあったのに
アカンですね。
TMOにイライラし過ぎて内容に触れる気が起きない笑
「うおお!!!! すげええ!!!」というプレーもいっぱいあったのに笑
入場者数は15464人とのこと。
去年が16237人なので微減でございます。
まあでも、楽しかったからよしとしますか(それでいいのか)。