2025年2月22日に東京・秩父宮ラグビー場で行われたリーグワン第9節交流戦、リコーブラックラムズ東京vs東芝ブレイブルーパス東京戦を現地観戦してきました。
結果は両チームが点を取り合う大激戦の末に45-44でブレイブルーパスが勝利。
少し時間が経ってしまいましたがこの試合の感想を言っていきたいと思います。
目次
TJ・ペレナラを観るために秩父宮へGO!! 2021年のNTTドコモ時代に「コイツすげえ」となりました
僕がこの試合を生で観ようと思った一番の理由はTJ・ペレナラがいるから。
NTTドコモに所属した2021シーズン(トップリーグ時代)に1試合だけ現地で観たのですが、その際に「何だコイツ、とんでもねえな」となりました。
残念ながらそのシーズン限りで退団となったものの、あのインパクトはいまだに覚えています。
そして今シーズン、ブラックラムズ入りすると聞いて「これは絶対に現地観戦したい」と。
絶対現地観戦する。 https://t.co/evzZVTR1eI
— 玉川ジャンキーズ (@Junkiesrugby) December 28, 2024
今回予定が合ったので足を運んできました。
グランド上では両チームがアップ中。「ワイルドだろ〜」の人がいました笑
例によってグランド上では両チームがアップ中です。
アウェイ側、ブレイブルーパスの選手紹介。
この日は「ダブルワイルドデイ」なるイベントで、「ワイルドだろ〜」の人がゲスト出演されておりました。
「TOKYO UNITE大集合!!」として東京をホームとする各競技のマスコットも大集結しております。
ブラックラムズの選手紹介が終わり、
両チームの選手が入場。
いよいよキックオフです。
後半に強いブラックラムズは一歩及ばず。中楠一期がキックを外しすぎでしたね笑
上述の通り試合は大接戦の末に45-44でブレイブルーパスが勝利しています。
開始直後にブレイブルーパスが立て続けにトライを奪いますが、ブラックラムズも徐々に流れを引き寄せます。後半に入ると完全にペースを掴んだブレイブルーパスが一時試合をひっくり返す展開。
以前現地観戦した際も思ったのですが、ブラックラムズは後半に強い。
埼玉ワイルドナイツの“強者”の戦術。ブラックラムズ東京に50-26で勝利。こりゃ優勝するんじゃないですかね
外側を走るランナーが強力で、うまくパスが回れば一気に強さを発揮します。
その反面、ギアが上がるまでに時間を要する印象。
今回もエンジンがかかる前にバババーっと失点したのが最後まで響きました。
あとはまあ、SO中楠一期がキックを外しすぎましたね笑
単純計算であと1本ゴールが入っていれば勝てていたわけで。
後半などはイップス状態というか、蹴る前から「あ、外すかも?」という雰囲気が漂っておりました笑
ブレイブルーパスのFB松永拓朗はすごい。日本代表レギュラーの筆頭候補じゃない?
一方のブレイブルーパスはFB松永拓朗がめちゃくちゃよかったです。
前半はグランド中どこでも顔を出すイメージで、走り込むスピードや突破力、前に出る力が桁違い。
マジな話、あのランとフィジカルはちょっとすごい。日本代表のレギュラー候補筆頭と言っても過言ではなさそうです(他の選手を知らないけど笑)。
実際、MOMに選出されたしね。
リーグ全体でのディフェンス力低下? 代表チームの失点の多さは再三指摘されてきたけど
前回現地観戦した横浜キヤノン イーグルスvs東芝ブレイブルーパス東京戦でも思ったのですが、ここ最近リーグ全体のディフェンス力低下が顕著な気がします。
横浜キヤノン イーグルスvs東芝ブレイブルーパス東京、リーグワン2024-25開幕戦現地観戦。今年も日産スタジアムに行ってきたぞ
エディーJAPANが掲げる“超速ラグビー”が絶賛苦戦中ですが、中でも失点の多さは各所で指摘されています。
2015年、2019年とセットピースとタックルを徹底的に鍛えて世界と勝負した日本代表。
ですが、2023年大会ではそのディフェンス力がやや揺らぎ、アルゼンチンに点の取り合いで敗れました。
ルールが厳しくなったのはもちろん、フィジカル面にも微妙に緩みが見られる。
トップ層がその状態なら当然リーグワンも同じ。
今後は大味な試合が増えるのではないか? と。
もともとブレイブルーパスは点を取り合うスタイルですが、それを踏まえても。ディフェンスの緩さはリーグ全体の懸念材料かも? と思った次第です。
日本がイングランドに完敗したけど今までで一番よかった。ようやく超速ラグビーのスタートラインに? エディー・ジョーンズ解任か否かは時間との勝負
ノックオン改めノックフォワード。
さすがにこれだけ浸透した名前を変更するのはどうなんでしょうか笑
今シーズンから導入されたショットクロック。
いや、こういうチマチマした時短よりも無制限TMOを何とかせいよと思わないでもない……。
TJ・ペレナラカッコよすぎ。2021年と変わらず最高だった。全ラグビー選手で一番好きかもしれん笑
そしてお目当てのTJ・ペレナラについて。
いや〜、すげえっすね。
ガチですげえっす笑
今回も試合中に何度叫んだかわからない。
ホントにやべえです。
2021年のNTTドコモ時代もヤバかったですが、改めてヤバかったです。
ちょろっと申し上げたように全ラグビー選手の中で一番好きかもしれません笑
何がいいって、すべてに華があるんですよね。
練習中の佇まいからカッコいい。
笑顔もたまらん笑
加入していきなりキャプテンを任されるあたり、天性のリーダー気質なのだと思います。
プレーもいちいちド派手で目をひく。
特にゴール前のキックパスや自分で走り込む爆発力、スペースを見つける判断力等、チャンスでの嗅覚はとんでもない。
オールブラックスのSHとしてはやや動きすぎかもしれませんが、チームの大黒柱としての存在感は完全に頭一つ抜けています。
この辺は「天性のリーダー気質」と申し上げた通り。
もっとも力を発揮できるのは自分が中心になれるチームなのかもしれません。
あと、何気にレフェリーへの抗議が多い笑
持ち前の熱さから自然と出るものだとは思いますが、レフェリーの印象はあまりよくないかも……?